2017年5月23日火曜日

ヒルガオ

ヒルガオ(昼顔、学名Calystegia japonica、シノニムCalystegia pubescens他)は、ヒルガオ科の植物。アサガオ同様朝開花するが昼になっても花がしぼまないことからこの名がある。つる性の多年草で、地上部は毎年枯れる。春から蔓が伸び始め、夏にかけて道ばたなどに繁茂する。夏に薄いピンク色で直径5~6cmの花を咲かせる。花の形は漏斗形。苞葉が萼を包み込むので、帰化植物のセイヨウヒルガオ(西洋昼顔、学名Convolvulus arvensis)と区別できる。アサガオと違って鑑賞用に栽培されることは、殆ど無い。また、結実することはまれであるが、地下茎で増え、一度増えると駆除が難しいため、大半は雑草として扱われる。黄色のヒルガオは無い。ヒルガオの花言葉は「絆」。根で組み合っているので、「絆」という花言葉になったと思われる。
○コヒルガオ
ヒルガオの近縁植物としてコヒルガオ(小昼顔、学名Calystegia hederacea)がある。ヒルガオと似ているが、花弁が直径3~4cmとヒルガオより小さいこと、花柄に縮れたひれがあること、葉の形などの差異がある。大抵は雑草として扱われるが、八重咲の園芸種が栽培されることもある。
○ハマヒルガオ
ハマヒルガオ(浜昼顔、学名Calystegia soldanella)はヒルガオ科ヒルガオ属。海岸の砂地に群生し、日本全土、および世界に広く分布する。つる性多年草。茎は蔓性となり、地下茎は砂中をはう。葉は長柄があり互生し、緑色のハート型ないし腎臓形で、厚く、光沢がある。5~6月には淡紅色で直径4~5cmのヒルガオに似た花を開く。果実は球形で、種子は黒い。

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