2011年12月31日土曜日

今年1年ありがとう

今年1年ありがとうございます。来年もいろいろ写真を登校していきたいと思います。

2011年12月14日水曜日

アロエ

アロエ(蘭: Aloe)はアロエ科アロエ属の多肉植物の総称。現在までに300種以上が知られている。アロエ属全体としては原産地はアフリカ大陸南部、およびマダガスカルに集中している。古くはアロエの「ロエ」を漢字で音訳(当て字)した「蘆薈」の読みを変えた、「ろかい」と称した。日本にも伝来し、現在は九州、瀬戸内海、伊豆、千葉と主に太平洋側に多く自生している。日本ではキダチアロエとアロエベラが多く、その他アロエ・サポナリア、アロエ・不夜城もよく栽培されている。アロエ属の科は分類体系によって異なっており、アロエ科、ユリ科、ツルボラン科のいずれかとなる。世界で一番大きなアロエはバイネーシー (A. bainesii)で 高さ18mにもなり、花穂は三叉に分岐、ピンクの花をつける。逆に、最小のものはアロエディスコイングシー (A. descoingsii) で最大でも数cmにしかならない。
○種類
・キダチアロエ
普通観賞用に栽培されるものはキダチアロエ(学名Aloe arborescens)という。「木立ち」の名の通り茎が伸びて立ち上がる。暖地では戸外でも育ち冬に赤橙色の花をつける。葉の外皮は苦味が強いが、葉内部のゼリー質はアロエベラと変わらず苦味はない。ワシントン条約によって輸出入は制限されている。
・アロエベラ
食用にはアロエベラ (A. vera) の外皮を剥いたゼリー質が使用されている。ほぼ全種がワシントン条約で保護されるアロエ属にあって唯一栽培種として例外措置されている。花は黄色で、葉は長く株の中心部の葉が成長し、外側の葉は成長に伴い枯死する。寒さには弱い。食用ではヨーグルトに入れるほか、日本では刺身などにされる。
○生薬
日本薬局方に基原植物として収載されているアロエは、アロエフェロックス (A. ferox、ケープアロエともいう)及び、これとアロエアフリカーナ (A. africana)、 またはアロエスピカータ (A. spicata) との雑種と定められている。これらの葉の汁を濃縮乾燥させたものが、日本薬局方でいう「アロエ」である。なお、キダチアロエ・ケープアロエ以外の観葉植物として出回っているほとんどのアロエには、薬効となる成分は含まれていないので、誤った使用をすべきではない。キダチアロエは、昔から俗に「医者いらず」といわれてきたものであり、葉肉の内服で健胃効果があるとされ、また含有するバルバロインの下剤効果により便秘に効果がある。ただし、体質によっては胃炎を起こす場合があることや、継続摂取による大腸の色素沈着を起こすことがあることなども報告されている。また外用として傷や火傷に用いられる場合もあるが、逆に悪化させた例も報告されており、使用には一定の注意が必要である。なお、ドイツの薬用植物の評価委員会コミッションEによれば、ゲル状物質(葉の中央にある柔組織に存在する粘性の物質)の外用は、痛みや火傷の回復に対して有効性が示唆されている。
・注意点
専門機関の研究によれば、子宮収縮作用が有るため、妊娠中の使用は避けるべきである。また、長期間の多量摂取や12歳以下の小児の摂取、妊娠中・授乳中や月経時及び腸の病気の場合、摂取には注意が必要である。


2011年12月13日火曜日

ホタルブクロ

ホタルブクロ(蛍袋)とは、キキョウ科の多年草。初夏に大きな釣り鐘状の花を咲かせる。開けたやや乾燥した草原や道ばたなどによく見られる草本で、全体に毛が生えている。根出葉は長い柄があり、葉身はハート形。匍匐枝を横に出して増殖する。初夏に花茎を延ばす。高さは、最大80cmくらいにまでなり、数個の釣り鐘型の花を穂状につける。花は柄があって、うつむいて咲く。山間部では人里にも出現する野生植物であるが、美しいので山野草として栽培されることも多い。花色には赤紫のものと白とがあり、関東では赤紫が、関西では白が多い。ホタルブクロの学名はCampanula punctata Lam. ホタルブクロの変種として、ヤマホタルブクロ(学名 Campanula punctata Lam. var. hondoensis (Kitam.) Ohwi)がある。詳しくは下の項目を参照。
○変種
ヤマホタルブクロ 学名、Campanula punctata Lam. var. hondoensis (Kitam.) Ohwiホタルブクロの変種で、山地に多く生育する。ほとんど外見は変わらないが、萼片の間が盛り上がっている。一方、ホタルブクロは萼片の間に反り返る付属片がある。
○同属植物
園芸植物として親しまれているカンパニュラ(つりがねそう)は、同属植物で、主に地中海沿岸地方原産の植物を改良したものである。