2012年3月26日月曜日

水月公園の梅林

先日水月公園の梅林を再訪問しました。前よりはきれいに咲いてたけど、もう終盤のようでした。



















ハボタン

ハボタン(葉牡丹、英語:ornamental cabbage)は、アブラナ科アブラナ属の多年草。園芸植物として鮮やかな葉を鑑賞するが、観葉植物より一年草の草花として扱われる事が多い。名前の由来は、葉を牡丹の花に見立てたもの。 耐寒性に優れ、冬の公園を彩るほか、門松の添え物にも利用されるが、暖地では色づかず、寒地では屋外越冬できない。
○概要
様々に着色した葉が、サニーレタスのように同心円状に集積した形態のものを鑑賞する。大別して葉に葉緑体以外の色素を持たない品種と、赤キャベツ同様に色素(アントシアニン)を持つものがあり、一定以下の低温に晒されてから出葉すると葉緑素が抜け、白やクリーム色、または紫、赤、桃色等に色づく。 それまでに分化した葉が周縁部を緑色に縁どり、着色した中心部の葉とのコントラストが美しい。主に冬期の花壇やプランターなどで、屋外栽培される。花は黄色で4~5月に開花するが、観賞の対象とされず、薹が立つ前に処分されてしまうことが多い。 但し、近年は薹が立って(節が伸びて)葉の密集した形態が崩れた状態を愛でる人もある。 また、多年草として育てれば樹木のような枝を出し、それぞれの枝の先端にハボタンがついた姿(踊りハボタン)となる。
○作出
結球しない古い品種のキャベツ、またはケールが主に観賞用として栽培されるうち、品種改良されたと見られる。ケールの渡来時期は鎌倉時代中期または江戸時代前期とされるが、現在見られるハボタンの作出時期としては、園芸ブームに沸き、草本植物の斑入りなど葉変わりが珍重された江戸中期以降と見られ、縁起のよい紅白二色が好まれたという。 当時、博物学者の山岡恭安による「本草正正譌」(1778年)で牡丹菜、葉牡丹と記載されているのが文献上の初見とみられ、古典園芸植物とも言いうる。明治以降は冬の園芸植物として広まる一方で海外に紹介され、戦後はさらに品種も増え、現在では世界各地で栽培されている。
○品種
主に、葉の形状に特色をもつものと、色づきに特徴のあるものがある。 従来は花壇や鉢植え用の植物であったが、大阪花博で切花用の茎が長く伸びる品種が発表されるなど、多様化している。葉が平滑な東京丸葉が江戸時代からの直系であり、これに縮緬性のケールを再交配し、葉の先が大きく縮れる名古屋縮緬が鉢植え向けに作出された。戦後、両者を交配してその中間の、葉が波を打っている大阪丸葉が生まれ、この3種が代表的で、それぞれに白と紅(赤紫色)、薄紅の3色があった。 品種名は紅スズメ、白スズメ(縮緬系)、紅ハト、白ハト、ツグミ(丸葉系)など。1980年代から、葉が縮れて深い切れ込みがある「くじゃく」や「さんご」「かんざし」、中央部だけが紅になる「日の丸」、葉の部分が小さな切り花用の高性種など様々な品種が出てきた。そのほか、ハボタンは自家不和合性を持つため、他のアブラナ属近種植物と交雑しやすく、種取りや品種改良では注意する必要がある。 (販売されている新品種の多くはキャベツ同様の一代交雑種であり、種子を採っても同じものは育たない)
○栽培のポイント
播種期は真夏の7月から8月の上旬である。タネは2?3日で発芽するが、小苗は様々な害虫の大好物で、一晩で全滅することも多い。タネをまいたらオルトラン粒剤などを一緒にまいて、虫に食われないようにする。発芽直後の徒長を抑える為に矮化剤を使うこともある。1,2回仮植えしたあと、花壇に25cmくらいの間隔で定植するか、6寸以上の鉢に植える。矮化剤の使用や播種時期を遅らせることでミニハボタンに出来る。気温が下がらないと着色した葉は出現しない。着色後も肥料の晩利きで緑色の葉が出たり、キャベツのように葉が丸まろうとする。気温の上昇でも緑色の葉が出る。春に開花した株を花茎と共に数枚の葉を付けて切り取ることで踊りハボタンとして育てることが出来る。花茎を切り取った後一回り大きな鉢に植え替えて育てると、樹木のように枝が伸びて秋には踊りハボタンとなる。
○病気
苗立枯病 リゾクトニア菌が原因 苗を定植した直後に掛かりやすい 水をやりすぎた際にも,かれやすくなる.リゾレックス水和剤が有効。灰色かび病 ゲッター水和剤が有効。 
○害虫
アオムシ:葉を食害する モンシロチョウの幼虫 4~6月,9~11月発生しやすい
コナガ:葉を食害する 4~7月,9~11月に発生しやすい
カブラヤガ:昼間は地中に潜み,夜間に細部を食害する 4~6月,8~11月に発生しやすい
ヨトウムシ:ハスモンヨトウ 葉を食害する 5~6月,9~11月に発生しやすい    これらすべての害虫にオルトラン水和剤が有効
○食用
食用植物であるケールやキャベツと同種なので、食べることはできるが、以下の点に留意すべきである。
食用に改良された野菜より食味が落ちる
園芸用農薬(野菜への使用が禁じられているもの)が付着している可能性がある

2012年3月21日水曜日

関西の桜の花見スポット

今日高知県で桜が咲き始めたそうだ。関西では場所に夜が今月末か4月1日頃に咲き出すそうです。
○大阪府
・造幣局 桜の通り抜け
1871年(明治4)、貨幣鋳造所として日本初の近代設備を整え開設された造幣局の構内に咲く「通り抜けの桜」。大川沿い南門から北門にかけて、約560mにも及ぶ見事な桜並木だ。4月中旬頃の1週間を桜の通り抜け期間とし、一般の人々に桜を公開している(一方通行)。この一般公開は、1883年(明治16)以来続いている。品種は色が鮮やかで花びらが大きいサトザクラの八重咲きが多く、開花の期間が長い。
本数:約350本
主な種類:カンザン、ショウゲツ、オオテマリなど
夜桜観賞
期間:4月中旬頃~1週間(桜の通り抜け期間中実施)
時間:日没~21時
桜の通り抜け
期間:4月中旬頃~1週間
時間:10~21時(平日)、9~21時(土・日曜) ※予定 
・市道才ヶ原線(通称桜通り)
約100本ものソメイヨシノが、市道の両側から空を覆うように咲き誇ります。見ごろは例年3月下旬~4月上旬。
場所:箕面市箕面4丁目~5丁目
・服部緑地
円形花壇北側付近など、園内には約1700本のソメイヨシノ、約80本のヤマザクラが咲き誇ります。年緑化植物園内のシダレザクラも見事です。見ごろは例年3月下旬~4月上旬。
・天竺川の堤防(豊中市)
天竺川沿いに桜並木が続きます。又、服部緑地のウォーターランド西側から西願寺橋にかけては対岸のユキヤナギが、桜と同時に見ごろを迎え、白とピンクの花びらで川が覆われます。見ごろは例年4月上旬。
・さくら広場(豊中市)
2009年に開園した公園。1万㎡の広場を囲むようにして、130本のソメイヨシノが植えられています。園内には芝生広場も。見ごろは例年3月下旬~4月上旬。
場所:豊中市稲津町1丁目(阪急庄内駅徒歩5分)
・呉羽の里
約300本のソメイヨシノが織り成す桜のトンネルが出来ます。見ごろは例年4月上旬。
場所:池田市旭丘2丁目
・大阪城公園
1583年(天正11)、豊臣秀吉の築城した大阪城を取り囲む約105.6万平方mの史跡公園で、数々の重要文化財が残る。園内には約4300本の桜があり、なかでも西の丸庭園にはソメイヨシノを中心におよそ600本が植栽されており、例年、「観桜ナイター」として夜間照明がつけられ、天守閣を背景に美しい夜桜を愛でられる。※火気の使用(バーベキューなど)は禁止。
4月上旬が見ごろ
本数:約4300本、西の丸庭園約600本
主な種類: ソメイヨシノ、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、サトザクラほか
夜桜観賞
期間:2011年4月上旬(予定)
時間:未定
・毛馬桜之宮公園
大川の毛馬洗い堰から下流の天満橋まで、全長4.2kmの河川敷を利用した公園。春にはソメイヨシノやヤマザクラ約4800本の桜並木が美しく咲き誇り、多くの花見客で賑わいをみせる。右岸沿いには桜の名所としても有名な造幣局など、明治初期を代表する建物などがある。桜の見頃の時期の約1週間は、露店が出る予定。
3月下旬~4月上旬
本数:約4800本
主な種類:ソメイヨシノ、ヤマザクラ
夜桜観賞
期間:未定(4月上旬より10日間)
時間:日没~22時
問い合わせ先:06-6312-8121 北部方面公園事務所
入場料:無料
最寄駅:JR桜ノ宮駅西口すぐ、またはJR大阪城北詰駅3号出入口すぐ
・万博記念公園
1970年(昭和45年)に開催された日本万博博覧会会場跡地を文化公園として整備された公園。9種約5500本の桜の名所となっている。約2400本のソメイヨシノが中心。毎年3月下旬~4月上旬に桜まつりを開催(開花状況による)。
3月下旬~4月上旬
本数:約5500本
主な種類:ソメイヨシノ
夜桜観賞
期間:2011年3月下旬~4月上旬
時間:日没~21時
万博公園桜まつり
期間:2011年3月下旬~4月上旬
時間:9時30分~21時(入園は20時30分まで)
・摂津峡公園
キャンプや渓流釣りも楽しめる公園。桜の名所でもあり、満開時には約3000本の桜が咲き誇る。見頃時期には桜まつりが催される。
3月下旬~4月上旬
本数:3000本
主な種類:ソメイヨシノ
夜桜観賞
期間:未定
時間:未定
・勝尾寺
大阪市内から車で約30分。春、満開ともなれば幹すら見えないほどに、薄紅色の花にびっしりとおおわれる山門横のシダレザクラは必見。また、ヤマザクラやカンヒザクラなど約3000本もの桜が、8万坪の広大な敷地を美しい薄紅色に染め抜く。
4月上旬~下旬
本数:約3000本
主な種類: ギョイコウザクラ、シダレザクラ、ソメイヨシノ、ヒカンザクラ、ベニタマエ、ヒガンザクラ、ヨウコウ、ベニヤマザクラ
夜桜観賞
桜まつり
期間:2011年3月下旬~4月中旬
時間:8~17時(平日)、土曜~17時30分、日曜~18時
・五月山公園
公園入り口から日の丸展望台まで約3万5千本のソメイヨシノや山桜が咲き誇り、眼下には稲川を望む眺望ともマッチ。3月中旬から4月上旬にかけてライトアップも行われる。
本数:約3万5千本
主な種類: ソメイヨシノや山桜
夜桜観賞:日没~23:00
・柴島浄水場
この浄水場は桜の季節にはきれいな事で有名です。
電話06・6614・8866(桜専用テープ応答電話)
※阪急崇禅寺駅下車すぐ、
または阪急柴島駅下車 
北へ400m
◆「柴島浄水場 桜並木通
り抜け(ライトアップ)」
4月1~15日9:00~21:30
※火気・喫煙禁止。

○京都府
・平安神宮
朱と緑のコントラストが鮮やかな社殿を中心に約3万平方メートルの広大な回遊式庭園があり約150本の紅枝垂桜ほか全体で300本の桜が見られる。ピンクの紙で作られた桜御籤も名物で、みんなが結び気に結ぶと桜が咲いたように見える趣向だ。
本数:約300本
8:30~17:30
・宇治川ライン
京都の宇治橋上流から滋賀県大津市へいたるドライブルートで、途中美しく色づいた約2000本の桜が観光客の目を楽しませてくれる。府立宇治公園中の島でさくらまつりも予定。
本数:約2000本
主な種類:18:30~22:30
・淀川河川公演背割堤地区
木津川と宇治川を分ける背割堤は1.4kmにわたり約250本のソメイヨシノが植えられ、春には見事な桜のトンネルが出来る芝生広場や展望所もあり1日遊んでも飽きる事がない。
本数:約250本
主な種類:ソメイヨシノ
・嵐山
後嵯峨上皇が奈良県吉野から移植したとされる嵐山の桜。4月上旬から下旬にかけて広沢池のヤマザクラ、大沢池のゴミズノウザクラ、二尊院のフゲンゾウザクラな土順番に見ごろを迎える。中ノ島公園から見る桜が評判で天竜寺のシダレザクラも見事。
本数:約1500本
ライトアップ:3月20日(日)~4月10日(日)の18:00~22:00
・平安神宮
池の水面に桜が映り、ひときわ華やかになる春の南神苑。桜に囲まれての茶会やコンサートにも参加して、春の1日を満喫しよう。
神苑拝観料:一般600円、中学生以下300円/6:00~18:00(~3月14日は~17:30)、
神苑8:30~18:00(~3月14日は~17:30。受付は閉苑の30分前まで)
?075・761・0221
※阪急河原町駅から市バスのりかえ京都会館美術館前停下車すぐ
◆「観桜茶会」4月1~15日9:00~16:00頃/お茶券700円(別途神苑拝観料要)
◆「紅しだれコンサート2 012」4月5~8日18:15~21:00(受付は~20:30)/
前売券1,700円、当日券2,000円/
電話075・241・6095(事務局/10:00~17:00、土・日曜・祝日休)
・円山公園
入園自由
電話075・561・1350(京都市都市緑化協会/
8:30~17:00、日曜休)
※阪急河原町駅下車 東
へ800m
◆「シダレザクラのライトアップ」
3月16日~4月19日
日没~翌1:00
◆「かがり火」3月30日~4月
8日 日没~23:00

○兵庫県
・姫路城
国宝姫路城の城内にはソメイヨシノ、ヤマザクラ、シダレザクラなど約1000本の桜があり、見所は三の丸広場の桜、西の丸庭園の桜林、姫山公園のお堀沿い桜などがあげられる。見ごろを迎えると三の丸広場では夜間ぼんぼりの点灯も実施。
本数:約1000本
営業時間は9:00~16:00
・夙川公園
河川敷全体が公園として整備された、阪神間では類を見ない都市公園で、川の両岸に沿って2.8kmの桜並木が続く。例年3月下旬~4月上旬にかけて、ソ、英吉野を中心に約1660本の桜がいっせいに開花。4月第1日曜日に「西宮さくら祭り」が開催され、大勢の花見客が県の内外からやってくるそうです。1990年には「さくら名所100選」にも選出された。
・日岡山公園(加古川市)
ソメイヨシノ、ヒガンザクラ、オオシマザクラなど約1550本の桜が鮮やかに咲き競う。3月下旬~5月上旬にかけては約300本のぼんぼりが点灯され、幻想的な夜桜を演出する。
・須磨浦公園
かつての源平一の谷の合戦場。1935年の開園当時より、ソメイヨシノとクロマツの植栽を行い、現在では瀬戸内海を望む園内を約3200本の桜が鮮やかに彩っている。

2012年3月13日火曜日

水月公園の梅林見に行ってきました。

水月公園の梅林を見に行ってきました。
見に行った時に少し寒かったのでまだ満開ではありませんでした。





スイセン属

スイセン属(学名:Narcissus)は、ヒガンバナ科(クロンキスト体系ではユリ科)の属のひとつ。この属にはラッパスイセンやニホンズイセンなど色や形の異なる種や品種が多くあるが、この属に含まれるものを総称してスイセンと呼んでいる。多年草で、冬から春にかけて白や黄の花を咲かせるものが多い。狭義には学名Narcissus tazettaや、その変種であるニホンズイセン(Narcissus tazetta var. chinensis)をスイセンということも多い。しかし、本記事では特に明記しない限り「スイセン」をスイセン属の総称の意味で用いる。
○特徴
原産地は主にスペイン、ポルトガルを中心に地中海沿岸地域、アフリカ北部まで広がり、原種は30種類ほど知られている。また、園芸用に品種改良されたものが広く栽培されている。日本においては、ニホンズイセンが古くに中国を経由して渡来したといわれている。分布は、本州以南の比較的暖かい海岸近くで野生化し、群生が見られる。越前海岸の群落が有名であり、福井県の県花ともなっている。有毒植物で毒成分はリコリン( lycorine )とシュウ酸カルシウム( calcium oxalate ) など。全草が有毒だが、鱗茎に特に毒成分が多い。スイセンの致死量は10gである。食中毒症状と接触性皮膚炎症状を起こす。葉がニラととてもよく似ており、ニラと間違えて食べ中毒症状を起こすという事件が時々報告・報道される。ニラとの大きな違いは次の通りである。
葉からの臭いが無い(ニラは葉からニラ独特の強い臭いを放つ)。鱗茎(球根)がある(ニラは髭(ひげ)根で鱗茎は無い)。中毒は初期に強い嘔吐があり摂取物の大半が吐き出されるため症状が重篤に到ることは稀であるが、鱗茎を浅葱と間違えて食べ死亡した例がある。
・外見
葉 : 葉身は、若干厚みがあり扁平で細長く、つや消しのような表面をしている。草丈は、品種・環境によるが15 - 50cm程度である。
茎 : 茎は、黒い外皮に包まれた鱗茎の内部にある。そのため切断しない限り人の目に触れる事はない。
花 : 開花時期は冬から春にかけて。葉の間からつぼみをつけた花茎が伸び、伸びきるとつぼみが横向きになり成熟すると、つぼみを覆っていた包を破って花が開く。典型的なスイセンの花の場合、雌蕊(しずい)は1本、雄蕊(ゆうずい)は6本。6枚に分かれた花びらと、中心に筒状の花びらを持つが、6枚に分かれている花びらのうち、外側3枚は萼(がく)であり、内側3枚のみが花弁である。二つをあわせて花被片(かひへん)と呼ぶ。一方、中心にある筒状の部分は副花冠(ふくかかん)という。花被片・副花冠の形状と花の着き方により、品種を区分する。
・品種改良
原種は花弁が細くねじれており、それを平たい花弁にするのに50年ほどかかった。その後、八重咲きなどの花容の品種改良、および、白と黄色以外の色を出すための品種改良がなされ、副花冠が赤、ピンクのものが加わった。品種改良の中心地は栽培に気候が適しているイギリスが草分けである。現在ではオランダ、日本がそれに続いている。
○スイセンの種類
ニホンズイセン Narcissus tazetta var. chinensis
名前はニホンズイセン(日本水仙)であるが、原産地は地中海沿岸。室町時代以前に、中国を経由して日本に入ったと考えられている。園芸作家の柳宗民はニホンズイセンは中国から球根が海流にのって漂着したものが、野生化していったのではないかとの説をとっている。
ラッパスイセン Narcissus pseudo-narcissus
クチベニスイセン Narcissus poeticus
ギリシア神話では、学名の由来ともなっているナルキッソスの生まれ変わりといわれている。
キズイセン Narcissus jonquilla
・花の形による分類
ここでは西洋スイセンの花容の説明をする。
ラッパ咲き : 副冠の長さが花弁の長さと同じかそれ以上のもの。
カップ咲き : 副冠の長さが花弁の長さより1/3より長く花弁全体より短いもの。
小カップ咲き : 副冠の長さが花弁の長さより1/3より短く花弁全体より短いもの。
八重咲き : 花弁や副冠が八重咲きになるもの。
トリアンドロス咲き : 下向きに咲くもの。
シクラメネウス咲き : 花弁がシクラメンの花のように反転するもの。
スプリットコロナ咲き : 副冠が1/3以上裂けているもの。
○増え方と育て方
チューリップやヒヤシンスなどと同様に典型的な球根植物。市販の球根を買って花壇や鉢に植えて育てる。一定の寒さに当たらないと開花しない性質を有する。晩秋に球根が市場に出回るのでそれを植えて育てる。ニホンズイセンだと初春には開花するが、西洋スイセンは4月ごろに開花する。春先には開花株が出回り、それを観賞することもできる。開花後は葉と茎が枯れるまで切らずに置いておくと、球根が太る。チューリップと異なり、子株が育っても親株も残る(チューリップは子株が育つと、親株が衰える)。被子植物である以上、結果し、種でも増えるが、開花までには数年かかるため、育種(品種改良)を目的とする場合を除けば一般には行われない。球根を分球させて増やす。スイセンは日本の気候と相性が良いので、植え放しでも勝手に増える。球根が細分化するばかりで、開花しない場合は、土壌の窒素過多か、植え付けが浅すぎることが原因である。夏場は地表面を別の植物で覆うと、温度が上がり過ぎず、地中の球根に適した環境を維持できる。

2012年3月2日金曜日

3月になりましたね。

昨日から3月になりましたね。これからも少しずつではありますが色々投稿していきたいと思いますのでよろしく御願いします。