2012年8月19日日曜日

チョウセンアサガオ

チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔、学名:Datura metel)は、ナス科の植物。園芸用にはダチュラの名で広く流通しているほか、マンダラゲ(曼陀羅華)、キチガイナスビの異名もある。原産地は南アジア。日本へは、江戸時代・明治時代に薬用植物としてもたらされたとされる。
○特徴
一年草。草丈は1mほどで茎はよく枝分かれする。大型で卵型の葉を持ち、夏に10cm-15cmほどの漏斗状の白い花を咲かせる。実は球形で短いとげが多数付いており、熟すと割れて種子を飛ばす。外来種として帰化・野生化したものが見られる。
○薬用植物
ベラドンナやハシリドコロなどと同様にアトロピンを含んでおり、過去には鎮痙薬として使用された。世界初の全身麻酔手術に成功した江戸時代の医学者、華岡青洲が精製した麻酔薬が本種を主成分としていたことから日本麻酔科学会のシンボルマークに本種の花が採用されている。薬用植物ではあるが、反面、毒性も著しく強く、「キチガイナスビ」といった、毒性があることを示す別名を持つ。近年ではオウム真理教が「ダツラの技法」と称して信者を洗脳、自白させるための薬物原料に本種を用いたため、園芸名の「ダチュラ」にもマイナスイメージが付いた。このため、近年ではエンジェルズ・トランペットの名で園芸店で販売されている場合が多い。













0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。